蒼涼館

そんな私は……

『かがみの孤城 2巻』

 

 

主人公こころが、引きこもっていた家から勇気をだして、友達の誕生日プレゼントを買いに行くシーンです。

 

『なにこれ?

   気持ち悪い

   

    知らない人が

    近くにいるのが、

 

    ここが

    家じゃないのが、

 

    私、

 

    ただの

    コンビニが

 

    こんなに

    こわい』

 

 

それでも必死にチョコを買い、家に帰って、英字新聞で包んだプレゼントを友達にわたします。

 

コンビニすら怖い、いや、世界が怖い。

 

あわせると疲れる。しにたい。

 

辛いよなあと思います。(こころちゃんは死にたいまで言ってませんが。)

 

その後のシーンでフリースクールの喜多嶋先生から、こころは「闘っている」という言葉が、

こころの気持ちを救っていると思います。

 

大人もただの人間ですから、こう言う声掛けができる人とできない人がいる。

 

救われて世界で生きやすくなったら、それは幸せだと思う。